のんびり看護日誌 忍者ブログ
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2025/05/17 (Sat)
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2007/02/10 (Sat)

 今日は土曜なので午後から看護師の数が減りました。
 まぁ、ウチの病院は一応200床以上ですが然程大きくは無いので、看護師自体も少ないです。本音を言えば、増やして欲しい。
 まぁ、師長に「無理」と軽く言われましたが。

 無理じゃなくて、そこを何とか!!

 そんな状態です。

 で、土曜日の午後どれだけのNSが病棟に残るかというと…。

 4人。

 そんだけ。
 どこの病院もそうなのか判らないけど、ちょっと辛い。
 ひとり当たり25人ほどの患者さんを診る。ひとりひとりと喋っている溶融なんか無い。怒涛の時間。因みにうちの病棟は50人ほど患者さんが常時います。+
 本当はさ、ひとりひとりと少し喋って、患者さんの気持ちとか少しは理解したいなとか思うわけですよ。でも、そんな余裕ない(涙)。
 おまけに今日は調子の悪い人(いや、病人だから、あれだけど…)が続出。
 気持ち悪いとか痛いとか、胸やけがするとか。
 Drの指示を確認しつつ、プリンペランとかブスコパンとかもろもろ点滴してました。
 で、そんなかんだでばたばたしていたとき。
 ひとつのNSコールが。

 なんだなんだ、と。
 コールに出る。応答が無い。
 「もしもし? どうしました?」
 「………」
 あれ??
 この患者さんは話せるはず…?
 慌てて部屋に駆け寄れば、ベッドにどべっと寝ている患者さんがひとり。こちらに気がつくと笑顔で、

 「水とって」

 ………あんさん手を伸ばせば届くでしょ。
  動けないわけじゃないよね?
 動かないだけなの??
 でも、もしかしたら調子が悪くなったのかもしれない。
 「お水? これでいいの?」
 彼女のペットボトルを渡す。ふたの変わりにストローがさしてあるわけです。それもストローのふたつき? 形容したがい。まぁ、そのおかげで寝ながら飲んでも零れることは無いのですが。
 でも、寝ながら飲んで誤嚥して肺炎にでもなったら大変、ということで。
 「お水飲むからベッド上げるよ」
 ベッドの背を上げようとしたら。

 「大丈夫、起きれるから」

 彼女、起き上がりました。

 起き上がりました。

 ………やっぱり動けるんかいっ!!(心の叫び)

 「動いて辛くないの?」
 笑顔で聞くおいら。
 確かにさっき検温したときはなんとも無かった。熱も脈も血圧も普段と変化なし。
 「うん、大丈夫」
 彼女はにこりと笑う。

 「ただ、水取るのめんどくさかっただけ」

 ………。
 思わず無言になるおいら。
 「ありがとう」
 彼女は笑って水を飲んでいる。
 「…これからは動けるときは自分で取ってね。動くこともリハビリだから」
 何となく疲れて応えるおいら。
 そうね、そうね。そんな感じよね。
 でも、起き上がれるならお水取れるよね…。
 「じゃ、また来るからね」
 そんなことを呟きながら病室を去るおいら。
 と、再びNSコールが。
 さっきの彼女だ。
 なんだ、と踵を返せば、
 「お水ありがとうね」
 にこにこと、笑っている。
 ええ、悪い人ではないんです。無いのですよ。
 のんびりしているというか、おおらかというか、何と言うか。
 でも、でも、と思ってしまうのはこちら側の都合。
 土曜日の午後で人がいないから、とか、他の患者さんが苦しがっているから、とか、他の患者さんには関係のないこと。
 勿論命がかかっていれば、お水より生命確保ですが。
 「また、用事があるときは呼んでね~」
 おいらもつられてにっこり。
 にっこりにっこり。
 そしてそのまま腹痛に苦しむ患者さんの場所に走るのであった。
 身体が重くて(標準体重オーバーなのよ)ちょっと辛かった…ダイエットしろ(涙)。

 なんだかんだで、今日も忙しかった一日でした~。
 明日は夕方の仕事だ(げふ)。

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