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2007/04/10 (Tue)
  
 ナルコル。
 よくうちの病棟では使います。CO2ナルコーシスのことなのですが。
 ナルこってる? とか、ナルこっちゃうから酸素の上げ下げ気をつけて、とか。そんな風な使い方。
 辺に略すなって感じですけど、なんだか可愛い感じで好きです。音の響きが。
 
 <CO2ナルコーシス:症状>
・換気量の低下により高炭酸ガス血症(CO2の蓄積)、呼吸性アシドーシス(PaCO2が上昇しpHの低下)となり、意識障害をきたした状態。
・意識障害のほか、呼吸抑制、頭痛、振戦(羽ばたき振戦・ピクツキなど)、発汗、顔面紅潮などの症状が起こる。
・呼吸機能が低下した患者に、急性増悪が生じた場合や、高濃度の酸素、呼吸中枢抑制作用のある薬剤を投与した際に誘発される。
 
 <CO2ナルコーシス:看護>
・SpO2値だけに囚われず全身状態の観察。
・スクイージング、口すぼめ呼吸による促進の援助。
 
 ま、こんな感じです。
 もしかして、ナルこってる? と、ちょっとレベル低下した患者さんとかを見たときは血ガス(血液ガス・動脈血ガス分析)を採ってその値を見て判断したりします。あ、呼吸器疾患以外の患者さんや末期の患者さんの場合は他の事を予測したりもしますが…まだ私には難しいです。
 
 <血液ガス分析:基準値>
 pH:7.35~7.45
 PaCO2:38~48mmHg
 PaO2:80~100mmHg
 SaO2:95%以上
 HCO3-:22~26mmol/L
 BE:-2~+2mmol/L
 
 <血液ガス分析:検査の目的と意味>
 動脈血中のpH、動脈血炭素ガス分圧(PaCO2)、重炭酸イオン濃度(HCO3-)の検査データにより、酸塩基平衡をみる。
 
 症状だけ見ても、レベルや意識状態が悪くなる要因は多々あるので見た目だけでは私には判断できません。可能性としてナルコーシスも頭には入れるけど、って感じで。あとは先輩NSと一緒に様子観察をしたり。んで、指示貰ったり。勿論Drにも連絡します。
 ナルコーシスになるとその後回復して元気に戻っていく患者さんと、残念ながら亡くなってしまう患者さんといます。それだけに怖いなと、思う日々です。
 自分の観察ひとつで患者さんの生命が左右されてしまうのだから、怖い。観察の不足がまだまだ見られるので注意しないと、と思いつつ、いつも注意力散漫だったり…。駄目駄目です。
 
 
 
 
 
<参考・引用文献>
JJNブックス 呼吸器疾患ナーシング 医学書院
呼吸器 Nursing Note メディカ出版
早分かり検査値ノート 照林社
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